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祝瓶山 秋晴れ散歩


2016.9.25(晴れ)
朝日連峰南西部のピナクル、祝瓶山(1417m)へ。
鬱々とした秋霖の日々が続いていた9月ですがこの日は貴重な晴れ間が広がった日曜日♪
私の休日とも重なったので少し遠出をしてこの山に出かけてみたのです。
1500mに満たない標高ながら中々の鋭鋒である事は知っていましたが
実際歩いてみると豊かなブナの森や登り応えのある尾根、そして素晴らしい展望は
急登のきつさも感じさせないほど心地よかったです。


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9:00、山形県小国町の針生平(なんなりだいら)登山口から行動開始。
早朝は朝霧が立ち込めていましたがこの時間ともなると心地良い秋晴れ、、
登山口の駐車スペース及び林道脇にはすでに車が十数台デポされていました。
しかし人影は全く無くなんだか出遅れた感じ。
「え!早い時間から登らないといけない山なんだべか?」 と少し焦ってしまったべし。
お散歩する気分でここまで来たのにね、、^^;


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まずは荒川の右岸を辿ります、、素晴らしい透明度の清流、、
源流はイヌワシが遊ぶブナの原生林。


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川にかけられた吊り橋、、ここを渡りきると本格的な登山道、、
私にとってこの橋が一番の難所でしたね~  
板が一本渡してあるだけで結構揺れる!”! 
緊張しました、、^^; 



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9:05、橋を渡りきるとナの森♪
道は写真左方向へつけられていて小沢を跨ぎます。
その先は少し広めの作業用の道でした。


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9:20、広くて穏やかな道をポクポク歩き、二つ目の小沢を跨いだ所に
主稜線(大朝日岳へ続く道)と祝瓶山へ続く道との分岐があります。
今回は祝瓶山単座のみピストンなので標に従い写真右方向へ進行。


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分岐から登路に分け入るといきなりブナ尾根の急登~♪
年々加速化する温暖化の影響か、気温は高めでしたが
暦は秋分を越えているので真夏のような暑さも無く登りの辛さは感じない。
自分なりのペースで快適に標高を上げていきます。


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秋分過ぎの陽光を透かすブナの葉、、
陸奥の森に入るのなら先ずはブナに宿る神々を感じないとね。。。



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9:27、最初の急登をこなし傾斜が緩くなった所で朝日連峰の主稜線が見え始めました。
ここの登山道は頂上近くまで森林限界を超えないのですが結構展望の利く尾根道です。


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切れ落ちた斜面が豪雪の山塊である事を物語っているよう、。
またそんな斜面に緑茂らす樹木たちも逞しい!


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こんなヒメコマツの並木道を歩く穏やかな箇所もありました、、
急峻さも樹木の種類も違うがどこか阿武隈山地北部の尾根に似た雰囲気。


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9:45、水場分岐へ、、水場は写真右側にある沢へ下った所にあるようです。
ルート中唯一の給水ポイントですが暑さを感じないのでスルー、、
ここを過ぎると第二の急登となります。


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展望の利く箇所から見るピラミッドは大朝日岳?それとも小朝日?
朝日連峰の事は詳しくないのでごめんなさい<m(__)m>
大朝日や小朝日は5年前の夏、古寺鉱泉登山口から真っ白けの雨ガスの中
日帰りピストンしましたが次は快晴の日にまた登りたいな~


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10:01、平坦な稜線の先に鋭鋒を確認、、一の塔というピークです。
道なりに歩けば平坦な尾根に取り付き、コルへ下る、、そしてピークへの登り返し。。
ルートプランが楽に読めて中々よろしい展望♪
先行者の声や鈴の音も聞こえ始めました。


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10:10、シナリオとおりに平坦な尾根に出ました。
ここもヒメコマツの並木道♪  
高めの体温をクールダウンさせるに格好の尾根。


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10:18、平坦な尾根を歩き切るとコルへの下りとなります。
標高は817m、、この標高で森が深く急峻な山容、、
スキー場や観光道路に梳られていない山本来の奥深さを感じますね。

さて、一の塔の全貌が見渡せました、、『塔』の名に相応しい美しいピナクル。
当然の事ながら道は中央の尾根についている訳ですが登り応えもありそう♪
5~6分ほどでコルを通過し、ピナクルへの登り返しとなりました。。



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10:30、急登の中で先行していた人達に追いつきました。
どうやら福島市にあるトレッキングクラブの方々のようです。
男女総勢20名弱の長い縦列、、
後尾の方が『お~い 新幹線がとおっつぉ~! 道あげろ~!』 だって^^
かと思えば 『俺らはこごいらで休憩すっぺか?』 
『何言ってんだで!こだ急などこで休まんにべした!』
なんて言うやり取りも、、(笑
飛び交う福島弁を聞いていると信夫山か花見山でも歩いているような気分だったべし!
道を空けて下さった事に感謝ですが間隔のあいた縦列を抜くのに私も結構汗かきました。


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10:40、団体さんを一気に抜き切り、距離を離した地点で一息、、



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  この辺まで登ると朝日の主稜線、目線の高さに♪ 
連なる尾根達が素晴らしい、、まさに山脈ですね。


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10:56には完璧な潅木帯の尾根に出ました、、一の塔も目前。


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ブナの樹がなくなると地盤も脆弱になりますかね、、
こんな崩落箇所もありました、、地面が濡れている時などは注意が必要ですね。
地質は素人判断で砂礫化した花崗岩と見ましたが。。??


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崩落箇所から見下ろす斜面、、徐々に色づき始めた木々が眩しい。


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早くも紅葉したハウチワカエデを見つけました。
旬の頃に訪れたら素晴らしいだろうな~♪


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11:18、一の塔の岩峰の直下へ。
秋分過ぎの光を浴びて色づき始めの潅木がキラキラ♪  
岩のてっぺんまで駆け出したいくらい♪


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11:20、別に駆け出さなくても一の塔ピークに宿りつきました、、^^
標高は1239m、、展望360度の展望ピークです。


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登る途中でも見てきた朝日の主稜線、、



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飯豊連峰は雲に隠れてよくわからない、、

この標高にして妥協を許さないような急登と深いブナの森、
それを抜け切った後、この展望を得られるとは
歩き応え充分のピナクルだと思いますよ。


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さて、次に向かうピークは二の塔(1300m)、、
『瓶』の名はこのピークからついたのかな? と思うほどなだらかな山容に見えます。
この時点でもまだ本ピークは確認できない。


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二の塔へ向かう尾根道、、
一見なだらかに見えた山でしたが季節風と雪屁が作り出した非対称斜面でした。
絶壁が怖い感じ、、その境目を歩きます。


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非対称の尾根で見つけたナナカマドの紅葉、、
少しづつ秋色になる潅木たちの表情が印象的、朝日の秋を感じながらゆるゆると前へ。。


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11:36、二の塔越しに祝瓶山を確認♪
ルートはコンパクトでも中々面白いロケーションを見せてくれますね!
さらにアップダウンが待ち構えていると思うとワクワク♪ 楽しくなるべし^^


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11:50、二の塔ピークを巻くように付けられた道を辿ると主稜線への分岐が、
遠くに見える稜線、、憧れますね~  
現状を考えれば自分がこの時期にこの山にこれる時間が取れた事だけで感謝なんですけど。



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そして前方には祝瓶山の全貌が見渡せました♪
まさにマッターホルンに例えられる美しいピナクル。
日頃、安達太良・吾妻で遊ぶ私には鬼面山に似ている様な気もしましたが、、^^
何はともわれ最後の登り、、この時間ともなると数名の下山者とスライド。


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山頂直下、、思いもかけず針葉樹林帯が待ち構えていました!  
と言うのは嘘で岩場に張り付いた目を見張るほどのガンコウランの群落です。


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頂上直下はガンコウランをはじめとする高山系の小低木類がコロニーを作る道。


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12:06、山頂着となりました。
 6~7名の先着者がいたので三角点の脇に他の人のザックが写ってしまったべし。


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展望はここも360度利きます、、
写真は往路では見られなかった長井市方向の景観、、
こちらからもこの山への登路があります、


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長井市方向の盆地を写してしてみました、、
遠くの稜線は奥羽山脈、、この位置からだと二口山塊の稜線なんですかね?
他には登路で見てきた朝日の稜線、、
空が澄んでいていたら見えたであろう飯豊や飯森、吾妻の稜線が方角ごとに想像できました。

さて、大して疲労、空腹も感じない、、人がいるのでゆっくりする気にもならないので
証拠写真だけ撮ってそのまま下山としました。
復路では登りで追い越した団体さんとスライド、集団はばらけて人数も減った模様、
一の塔辺りで下山した人もいたかな?  
急いで下ったわけでもありませんが頂上前でスライドした人も追い越して
ブナの高木帯に入った頃には独りきりの静寂な秋の森♪
ブナの森の表情を写真に撮りながらゆっくりと下りました。


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14:44にはこの怖いつり橋を渡ってお散歩修了、、

橋を渡った後、川岸でお昼ご飯を食べて福島市へ。


次のコピーiwai
ルートマップはクリックで大きくなります。




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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

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No title

冴えない天気の日が続きますが、素敵な散歩をされましたね!

きれいな緑、そして早くも見え始めた秋色も良いですね~(^_-)-☆

No title

恐ろしい吊り橋グラグラ揺らしスタート。
ビビリ屋tombeeも苦手です。
朝日連峰・・いい山ですね。
早くも紅葉が・・・^^ 今年の紅葉はどんなだべしか?
近頃抜かれるばかりで抜いたこともないべし。
kenさんは抜いて放す。
お若いんですね。
tombeeも途中挫折の下山組かも^^

散歩おじさんへ

散歩おじさん こんばんわ
今年は長雨が長引きましたね。
晴れ間をついての山歩き、、
気持ちよかったですよ。

Tombeeさんへ

Tombeeさん こんばんわ
あの吊橋は怖かったべし^^
足をぬらして徒渉しようかと思ったほどです。
朝日連峰、、飯豊と共にもっと通いたい山なんですけどね~

ブナの森

コメントありがとうございました。

ブナの森、本当に山が深いですね。

こちら(静岡市) にも
南アルプスの深南部と呼ばれている
山々がありますが、とても深いそうです
(夫が登っています 笑)

こちらは落葉樹林帯ですので
同じ日本の山でも随分顔が違うなあと。


色づき始めたナナカマドが
真っ赤な実をつけるのはまだ先でしょうか・・・

No title

秋晴れのブナ林 お散歩ご苦労様でした。
いつもながらKENさんの説明に引き込まれれつつ山行きを鑑賞しております。

ゆらゆら揺れる吊り橋・・・怖かったですか?

吊り橋といえば、昔、母の実家に居たころ、吊橋の真ん中で肥桶をひっくり返し
えらい目にあったことを思い出しました。臭い話ですみません。

ルシアンさんへ

ルシアンさんこんばんわ
こちらこそご訪問ありがとうございます、
管理画面から訪問者リストをを辿って伺ったら
撮られた花たちの表情になんとなく感性の共有を感じたので
コメントさせていただきました^^

南アルプスはずっと憧れの山域ですがちょっと遠いな~^^
ナナカマド、、こちらではお彼岸前の頃から赤い果実をつけます。
葉が紅葉する今頃は熟しきって小鳥や獣たちデザートと言ったところでしょうか、、

時折そちらのブログにもお伺いしたいと思いますのでよろしくお願いいたします<m(__)m>

郭さんへ

郭さん こんばんわ いつもコメントありがとうございます。
東北のブナ林、、深く分け入ると現実世界からトリップしたような気分になれます♪
多分、富士の麓の樹海もそうなのでしょうね、

肥桶担ぎ、、ちょっと前までは大切な農作物肥料の輸送手段でしたね、、
貴重な体験談、ありがとうございます、、
つり橋の上でひっくり返したとなるとさぞかし大変な思いをしたのでは、、(>_<)
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Author:KEN
カモシカさんみたいに薮山を歩くのが好き♪

阿武隈山地に親しみ
安達太良を愛し吾妻を友として
蔵王、そして会津の山々に憧憬する日々です

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