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鉄山 (2016.10.10)


2016.10.10(曇り)

秋の鉄山界隈をお散歩。
《塩沢登山口~八幡滝~霧降ノ滝~僧悟台~笹平~鉄山~峰の辻~くろがね小屋~塩沢登山口》
新緑か紅葉の時期に毎年歩いているコースです。
変化に富んだ景観が望め、安達太良では一番好き。
この日は生憎の曇りでしたが稜線近くまで登ると紅葉・黄葉はまさに旬の状態!
祝日と言う事もあり登山口には30台くらいの車があり、
沢山のハイカーで賑わっていましたが
八幡滝~笹平あたりは歩く人も少なく静かな紅葉見物が楽しめました。



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7:36に行動開始。 8:38には八幡滝へ。
ここで地下足袋に履き替え湯川を徒渉、滝を左岸から登ります、、いつものパターンですね^^



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8:53、沢を歩いて中ノ滝へ、、左岸に巻き道がありますが少々荒れ気味、、
このルートは最早廃道で地形図からも消されています。
ブナなどの広葉樹樹林帯ですが色付きには少し早かった。。


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滝を巻いた後もさらにナメの沢を遡ります。


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9:10、霧降ノ滝へ。
先着の単独男性が休んでいました、、この沢で人に会うのは今回が初めて。
トレッキングシューズに履き替え、一足先に左岸に付けられた道を登ります。


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9:34、ブナ、ミズナラ、キタゴヨウマツの中の急登をこなすと僧悟台の平坦地。
廃道なのに道は刈り払いされていました、、ありがたい事です。
ゆっくり歩きたいエリアなので後から追ってきた男性に道を譲りました。
聞けばこのルートが好きで毎年この時期になると訪れると言う事。
やっぱ、ファンがいるのですね。 
ちなみにここを「安達太良の秘境」などと書いたブログ記事を見た事ありますが
思わず吹き出してしまいました、、
本当に静かな山が好きな人はここを「秘境」などとは思わず
四季折々の風情に癒しを求めて訪れるんだべし。
いい歳こいてへらへらとヤマ女子様の後追いかけるわけでもなく、山小屋で宴会開くわけでもなく、、ね^^

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僧悟台からは潅木系の樹木が紅葉・黄葉の見ごろとなっていました。


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カラマツはまだまだ緑、、旗状樹形が冬の厳しさを物語っています。
この樹が黄葉すると綺麗ですよね~


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9:40、登山道に出て10分ほど休憩、、中々展望の利く休憩スポットです。


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先ずは安達太良本峰と矢筈森、


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そしてこれから登る鉄山、、

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鉄山の北西にはチシマザサの群落が広がる箕輪山、、
造山期は箕輪山が一番古く、次いで鉄山、そして安達太良山だそうです。
植生を見ればなんとなくわかるような、、


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さて、僧悟台からは笹平へ向けての緩々の登り、、
今年は秋霖が長引いたせいか水捌けの悪い登山道は少し泥濘気味、、
それでも紅葉は登るにつれその色合いを増していきます♪


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10:15、鉄山北壁を見渡す地帯に出ました、、ここからが紅葉・黄葉ショーの始まり♪
以下の写真は歩を進めるつど、ランダムに撮ったもの、、
ガスの流れ具合によって明るさや色合いも微妙に変化するのが面白かった。
鬱々とした曇りは晴天以上に紅葉の色合いを変えるのですね。



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10:20、箕輪山方向。

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10:24、箕輪山、鉄山のコル方向、

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その箕輪山側斜面をズームで。


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10:25、箕輪山南東斜面、


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10:28、更に少し歩いて箕輪山南東斜面と歩いてきた尾根の斜面(手前)、奥は福島盆地。


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すぐに振り返り箕輪山頂方向を見るとガスが稜線から流れ落ちていました。
紅葉も素晴らしいが白濁の気流も素敵!


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10:29、鉄山北側斜面、黄金色ですね~。。


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10:30、また箕輪方向へ目をやると先ほどのガスは流れ去り
鮮やかな紅葉と常緑のコントラストを見せていました、、瞬時に景観が変わります。
秋の気流にもて遊ばれる安達太良の樹木たち、、


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10:31、東烏川の源流を渡ると潅木帯はいったん切れ、草原地帯となります。
遅くまで雪渓が残っている箇所ですね。。コルへとポクポク歩くのみ。


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10:52、鉄山、箕輪山の銃走路に出ると僧悟台で道を譲った男性と再び会いました。
「稜線はガスですね~」 などと言葉を交わして私が先行、、鉄山へと向かいます。
もうメインデッシュは平らげてしまったので、ここからは流し歩き見たいなものだったべし^^

 
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11:04、火山岩と潅木が混在する登りをこなして鉄山の台地へ、、
森林限界は超えていて濃い緑はハイマツ、その他の小低木類の群落、、遠くに避難小屋が見えます。
少し風が冷たかったが芯が冷えるほどでもない感じ。


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11:10、避難小屋着、沼ノ平越しに船明神山はガスの中でした、、
白い山肌は硫黄ですよ、、
遊女の幽霊のようです、、十文字岳温泉跡(現在の塩沢地区)には遊女の幽霊伝説がありますね


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休まず鉄山方向へ登ります、、
ガスとガレ場とパイオニアグリーン、、火山ですね~^^


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11:20、ケルンが積まれた鉄山の山頂着となりました、、
標高は1709m、、ケルンの中央には『安達太良神社』と彫られた石版。
安達太良の各ピークにはそれぞれ神様(鉄山は日剣山明神、本峰は甑明神)が祭られていて
それを総称して安達太良明神と言ったそうです。
神仏分離以降は明神と言う呼び名は無くなりすべて神社に書き直されましたかね?


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山頂から東側のくろがね小屋方向を望みます、、
西の沼ノ平方向は何も見えませんでしたが太平洋側はお天気が良い傾向。


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休憩は取らずに馬の背方向へとすぐに下ります、、
ここまで来ると人も多くなってきたしとっとと静かな登山道まで下りたい気分^^
相変わらず社交不安障害なんだべし!


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11:28、馬の背への取り付き辺りまで来ると沢山のハイカー、、
さすが紅葉シーズンの安達太良ですね。
ほんの数分で逃げるように抜き去りました(笑
やっぱ、人の多い山は自分向きではないのです。


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11:36、矢筈森近くまで歩くとガスが晴れて沼ノ平を見る事ができました、、
バルタン星人がオクラホマミキサー踊る世界♪


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東側に少しだけ見えた青空が良いですね、、
 『神無月 霧の安達太良 風追えば 岩峰の先に 君の空あり』
歳と共に記憶から薄れていく『智恵子抄』ですがね、、
せめてこの山に来たときくらいはあの詩集を思い出したい。


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南には本峰安達太良の溶岩ドーム、、今回はスルーです^^


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11:40、矢筈山へ立ち寄り少し休憩、、


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11:48、牛の背分岐から峰の辻方向へ下ります、
周氷河が作り出した階段状斜面が見られるエリアです、、



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11:54、峰の辻辺りから見る烏川右俣源頭部の紅葉、、
この沢は今年のうちに溯りたい沢の一つでしたが出来ずに終わりました、、


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峰の辻は沢山のハイカーで賑わっていました、、
ちょうどランチタイムですものね~  山というよりはテーマパークの様相。


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12:10、鉄山南東壁が見渡せる所まで下ると斜面に秋の陽があたっていました。
見事な黄葉でしたよ、、それにしても大地震で起きた山津波の跡が痛々しい、、
鉄山の山津波は文政七年(1824年 当時は大雨)にも起きていて麓にあった温泉が全滅し
百余人の死傷者を出したそうです、、、その逸話や伝説は麓の各地に残されていますね。


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12:24、くろがね小屋まで下り改めて鉄山を見返ります、、
曇天でも黄金色が映えていました、針葉樹とのコントラストも綺麗♪


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12:32には塩沢ルートへ折れ、湯川沿いの静かな山道へ、、
歩行速度を緩めてこんな丸木橋や鎖場を通過しながらのんびりと下山♪
鮮やかだった紅葉・黄葉も標高を下げるに従い緑の葉に変わっていきます。


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13:16、荒龍岩と呼ばれる景勝地でお昼ご飯としました、、湯川右岸にちょっとした岸があるのです。
対岸は絶壁となっているのですが今は樹木が生い茂っていてその全容を見る事が出来ません。
それでも清流が奏でる水音がいい感じ、、


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休憩後は連続して現れる小滝たちを眺めながらゆるゆるの歩き、、


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13:43、往路でスルーした屏風岩に立ち寄り相恋の滝を見下ろします。
渓畔林が少しづつ紅葉、、
『相恋の 嬉しさ辛さ 響く滝 声に揺らめく 木々は朱の色』


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14:27、登山口近くの植林地帯まで下ると穏かな午後の陽射し、、


14:47、お散歩終了となりました。











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テーマ : 山の風景
ジャンル : 写真

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No title

見事な紅葉と黄葉ですね!
間に緑が混ざる眺めも素敵です(^_-)-☆

鉄山の黄金色の素晴らしさにも見惚れました!

紅葉

奇遇です、私もこの日は安達太良でした。
「もっと光を」と思いながら歩いてました。

鉄山斜面の黄葉は相変わらずきれいですね。

当日の風呂は沼尻高原ロッジに入ったのですが、
息子さん夫婦はおらず別な方が受付してました。
田部井さんが危篤だったのかもしれません。

No title

鉄山の北斜面の紅葉・・素晴らしいですね。
あちこちの紅葉をブログで見せてもらいますが・・
今年はどこもイマイチですね。
鉄山のこの時期は素晴らしい!!
滝めぐりから清らかな渓流あり、火山の風貌またよし。
返歌に飛んだ素晴らしいコースです。

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散歩おじさんへ

散歩おじさん こんばんわ
お天気はイマイチでしたが
安達太良ならばいい紅葉が見れるだろうと出向きました^^
今年はあまり山歩きが出来ないので
もっとガチンコ登りをしたかったのですが
とりあえず満足、、^^

ノイファンさんへ

ノイファンさん こんばんわ
ノイファンさんもこの日は安達太良だったのですね。
沼尻側は二本松側よりガスが濃かったのでは??
田部井さんの訃報、、驚きました、そして残念です。
病と闘いながら被災者の支援を続けていたのですね。。
ご冥福をお祈りします。

Tombeeさんへ

Tombeeさん こんばんわ
安達太良の紅葉は今年も素晴らしかったですよ♪
塩沢登山口から霜降滝を経て鉄山に至るコースは安達太良の道で一番好きです。
今年は安達太良の沢も二本こなす予定でしたが
出来ずに終わりました~^^;

秘密さんへ

秘密さん こんばんわ
仕事が立て込むと休日はあっても
遊んでいる余裕なんかありませんものね~
私も山遊びするのはいいのですがその後がもう大変! (>_<)
この日以来休みは取れてないです~
気がついたら寒くなりましたね、、福島は今朝、初霜が降りたそうです。
どうぞお大事にお過ごしください。

鉄山散策お疲れ様

『神無月 霧の安達太良 風追えば 岩峰の先に 君の空あり』智恵子抄を思いながらの散策・・・ナイス!です。
素晴らしい紅葉に心を癒されたことでしょう。

郭さんへ

郭さん  こんばんわ
安達太良はやはり「智恵子抄」を反芻しながら歩くののがいいと思います。

青春の頃に読んだ書物、、今となっては貴重な記憶^^
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Author:KEN
カモシカさんみたいに薮山を歩くのが好き♪

阿武隈山地に親しみ
安達太良を愛し吾妻を友として
蔵王、そして会津の山々に憧憬する日々です

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